間違った風邪薬の服用で起こる「間質性肺炎」とは!!

寒くなるとどうしても風邪をひきやすくなってしまいます。
急にせきが出たり、頭痛や悪寒の症状が出るとつい、風邪薬に手が出がち。しかし、風邪薬を飲むと、“間質性肺炎”という最悪の場合、死にいたる呼吸器の病気になる危険性があるとのことなので気をつけましょう!

この間質性肺炎とはどういう病気なのでしょうか?



間質性肺炎とは、肺が固くなって息がしづらくなる病気】

“肺炎”というと、細菌やウィルスなどに感染して起こるもの、と思っている方が多いと思います。
しかし間質性肺炎は、肺の中そのものが固くなってしまい、肺から酸素が取り入れられなくなってしまう病気です。呼吸が苦しいのが特徴ですが、症状が進むと、せきや発熱が起こり、最悪の場合は死にいたることもあります。原因についてはいろいろ言われていますが、そのひとつとして風邪薬の飲みすぎ、というのが挙げられます。


【“風邪薬を飲んでもせきが止まらない”は危険信号】

ときどき、風邪薬を飲んだのに、せきが止まらない人がいます。
つい、風邪をこじらせたのかな、と思いがちなのですが、風邪薬を飲んでも息苦しさやせきがとまらない時、間質性肺炎を起こしている可能性があるかもしれません。
今の風邪薬の使用上の注意には、「○回服用しても症状が良くならない場合は……」という風に書いてあります。ここに記載されている回数を目安に、自分が何回飲んだのか記録しましょう。服用し続けてもまだ風邪の症状がおさまった感じがしないのであれば、内科に相談してください。ずるずると風邪薬を飲み続けるのだけは避けてください。


【風邪薬だけに頼るのは危険】

仕事や育児で忙しいと風邪をひいてもなかなか休めないので、つい「風邪薬を飲もう」と思ってしまいます。しかし、風邪薬は風邪のウィルスを倒すわけではありません。薬で風邪の辛い症状を感じにくくしている間に、身体の免疫システムがウィルスをやっつける、というしくみです。大事なのは薬で症状を抑えている間に、身体の免疫を高めること。風邪には休養と栄養、そして身体を温めることが大切とよく言われていますが、どれも身体の免疫力を高めるために必要な要素です。



風邪を簡単に考えがちですが、歳をとればとるほど免疫はおちるものです。歳をとってからの風邪は肺炎にもなりやすいので注意が必要です。風邪ぐすりに頼るよりまずは病院に行った方が確実だと思います!